プログラム第1期選考結果を公開しました

本プログラムはソーシャルセクターの管理職人材の成長を支援し、安定した事業運営によって社会的インパクトを生み出していくことを通じて、子どもや若者、女性の機会格差の是正に取り組みます。

まだ実績のないプログラム第1期にもかかわらず、たくさんの組織からご応募をいただきました。ご提出いただいたエントリーフォームの一つひとつから、今回対象とさせていただいているマネージャー層を含む人材の育成こそが、組織の成長、ひいては組織が掲げるミッションの実現の鍵であるとの思いを強くしました。ご検討・ご応募をいただいたすべてのみなさまに、あらためて感謝申し上げます。

今回採択をさせていただいた8組織16名のみなさまが壁を乗り越え、 マネージャーとしての成果を出しつつ、自分らしく、団体らしく成長していくことに伴走して参ります。

目次

募集概要

対象組織
1と2の両方を満たす団体・企業

1 事業分野:子どもや若者、女性の機会格差の是正にかかわる社会問題に事業を通じて取り組んでいる
教育や遊び、就労やキャリアの支援、福祉やコミュニティづくりなどの事業を通じて、子どもや若者、女性の機会格差の是正にかかわる社会問題に取り組む組織を対象とします。法人格は問いません。

2 事業フェーズ:初期の事業モデルを確立しており、事業の拡大・多角化に取り組んでいる
創業経営者が率いる組織から、部門ごとのマネージャーを起点とした組織へと移行していくフェーズの組織を対象とします。

対象者
対象組織に所属するマネージャー(経営陣とメンバーを橋渡しする役割を担っている方)

募集期間 2024年3月13日(月)〜2024年4月4日(木)

支援期間 2024年5月〜8月

選考方法
特定非営利活動法人エティックと、アポロ財団、外部有識者にて、選考基準に基づく厳正な選考を行った。

詳細は公式サイトの募集要項をご覧ください。

選考結果

応募組織数
21

採択組織数
8

応募組織の概況について

活動分野別応募数
応募のあった組織の事業活動を分野別に分類すると、最も多いのは「子どもの学習支援」(応募21組織のうち33%)、次いで「若者の自立・就労支援」(同29%)となりました。
※事務局が独自に活動分野を設定、判定しています
活動実績
組織の活動実績は、創業から「10年〜15年未満」(応募21組織のうち48%)が最も多い結果となりました。
予算規模
団体の年間予算規模は、「1億円〜3億円未満」(応募21組織のうち43%)が最も多い結果となりました。
社員数
団体の常勤社員数は、「20名〜50名未満」(応募21組織のうち38%)が最も多い結果となりました。
組織内人材育成の状況
本項目では、応募のあった組織のマネージャー育成状況を、検討期・導入期・改善期の3つのステージに独自に分類しました。その結果、応募21組織の内訳としては、検討期が12、導入期が6、改善期が3となりました。

検討期:マネージャー(管理職)の役職をもった社員がいるが、その役割定義や育成については上長によるOJTや本人の自助努力に任されている

導入期:マネージャー(管理職)の役職をもった社員がいて、組織として1on1や単発の研修開催、外部研修への参加などを通じた育成が試みられている

改善期:マネージャー(管理職)の役割が組織として定義され、育成や評価についてのPDCAサイクルが一定程度まわっている

第1期参加者の概況

年代
採択された8組織の参加者16名のうち、年代別で見ると「30代」が半数を占める結果となりました。
マネジメントしているメンバー(部下)の人数
参加者がマネジメントしている常勤メンバー(部下)の人数は「3人〜5人」(参加者16名のうち56%)という回答が、過半数を上回る結果となりました。
現組織内でのマネジメント経験年数
参加者の現組織内でのマネジメント経験年数を見ると、「1年〜3年未満」(参加者16名のうち31%)が最も多い結果となりました。

第1期参加組織(50音順)

特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス

・公式サイト:https://sdws.jp
・活動分野:若者の自立・就労
・所在地:福島県いわき市
・事業内容: 生まれ育ったまちや環境が人生の格差にならない社会を実現する。生きづらさを抱える若者の自立訓練や就労移行を支援する活動拠点である「ソーシャルスクエア」を全国9か所に展開している。

特定非営利活動法人ダイバーシティ工房

・公式サイト:https://www.diversitykobo.org
・活動分野:育児、子どもの学習支援、女性の活躍
・所在地:千葉県市川市
・事業内容: 全ての家庭が安心して暮らせる社会を目指し、子どもと家族を支援。0歳〜の保育園から発達障がいを持つ子供の学習支援、食事つき学習教室、母子・若年女性向けのシェアハウスまで幅広い活動を展開している。

特定非営利活動法人Chance For All

・公式サイト:https://chance-for-all.org
・活動分野:すべてのこどもたちのための居場所とあそび場の運営
・所在地:東京都足立区
・事業内容: 生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会を実現する。学童保育施設を9か所で運営するほか、子どもたちがふらっと立ち寄れる駄菓子屋などの居場所づくり、小学生の放課後に関する調査・研究などを実施。

認定特定非営利活動法人ノーベル

・公式サイト:https://nponobel.jp
・活動分野:育児、女性の活躍
・所在地:大阪府大阪市
・事業内容: 子どもを産んでも当たり前に働ける社会を実現する。大阪エリアで自宅訪問型の病児保育事業を運営。寄付をもとにひとり親家庭やスペシャルニーズのある子どものいる家庭をサポートしている。また、子育てを家庭に閉じず社会全体で行う未来を目指して、担い手の社会的意義向上や各家庭の両立を仕組みづくりからサポートする事業も開始している。

認定特定非営利活動法人ブリッジフォースマイル

・公式サイト:https://www.b4s.jp
・活動分野:子ども・若者の自立支援、相談支援
・所在地:東京都港区
・事業内容: 親を頼れないすべての子どもが笑顔で暮らせる社会を実現する。虐待、貧困、親の病気などの理由で親と暮らせず、児童養護施設や里親家庭などで暮らす子どもたちへ自立支援セミナーや仕事体験プログラムの提供、社会に出た若者へ居場所の提供や相談支援など、多様なアプローチで支援する。

特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール

・公式サイト:https://npoafterschool.org
・活動分野:子どもの体験・教育格差解消
・所在地:東京都文京区
・事業内容: 「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに、安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」を運営。また、企業や自治体と連携して、全国の放課後の居場所における環境整備や人材育成の支援、体験機会創出に取り組む。

認定特定非営利活動法人Learning for All

・公式サイト:https://learningforall.or.jp
・活動分野:子どもの学習支援
・所在地:東京都新宿区
・事業内容: 「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援や居場所づくりを展開。子どもが自立するまで早期から切れ目なくサポートすることを目指し、地域の様々なステークホルダーと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、6歳から18歳の子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう『地域協働型子ども包括支援』を実践。

認定特定非営利活動法人ReBit

・公式サイト:https://rebitlgbt.org
・活動分野:若者の自立・就労
・所在地:東京都渋谷区
・事業内容: LGBTQもありのままで学び・働き・暮らせる社会を目指す、認定NPO法人。学校・行政・企業でLGBTQやダイバーシティに関する授業/研修提供やLGBTQのキャリア支援を行う。また、LGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所(障害福祉サービス)を東京・大阪で運営。

募集締切

7月16日(火)

第2期を9月初旬に開講!

アポロ財団子ども若者女性支援プロジェクト