第2回集合研修開催報告~チームデザインに終わりなし~

2024年10月3日(木)、プログラム第2期の第2回集合研修を行いました。
今回の研修テーマは、「つくりたいチームをデザインする」。組織マネジメントの1つである「チーム」について考えるため、まずは今回の研修に向けた課題であった「チームメンバーへのヒアリング」の結果の共有からスタート。「チームメンバーにやってみたいことが沢山あることがわかった」、「意外にも本人は自分の強みに気づいていなかった」など、ヒアリングをすることで明らかになったチームメンバーの実態から、参加者のみなさんは対話の大切さを感じられたようです。
その後の講義では、組織マネジメントとして「つくりたいチームに必要な人物要件を定義、配置すること」、「メンバーの強みや、やりたいことを把握し、役割付与すること」が重要であることをピン止めしつつ、そのために必要な「自分のチームについての解像度を上げる」ワークを行いました。「チームメンバーの関係性」、「チームの状態」、「リーダーシップ特性」の3つの側面から今の自分のチームの特徴を捉えていきました。
講義の様子
その後は、「自分がつくりたいチームをデザインする」ワークへ。組織の現状と未来、今のメンバー、自分の特性、各自のやりたいことを踏まえたうえで、どんなチームが理想かを考え、グループでの共有に移りました。「自分のチームは事業の特性上、トップダウン型になりやすいので、フラットに対話する場を設ける」、「拠点ごとの悩みを共有する場を設け、解決に有効な情報が交換できる状態にする」などといった意見が聞かれました。理想のチームデザインをアウトプットするのが難しいと感じつつも、自分の価値観やチームの状態にとことん向き合っていく参加者の方々が印象的でした。
「理想のチームとは?」みなさん真剣に自分自身とチームに向き合います。
最後のクロージングでは、とある参加者の方から「自分はチームをデザインすべき立場にある、ということを改めて意識した。第1回目の研修で学んだ、『マネージャーはクリエイティブな仕事である』ということの意味が少しわかった」という振り返りコメントをいただきました。学びが前回の研修から線で繋がってきたようで、事務局として嬉しく感じました。
チームのデザインにはゴールや正解がなく、やってみて変化させ続けていくものです。一度デザインしたら終わり、でないところが大変なところではありますが、クリエイティブに変化させ続けていく過程を楽しんで頂きたいと思っています。迷ったり悩んだりしたときは、今回の研修でやったように、その都度自分とチームメンバー、チームの現状に向き合いつつ理想のチームを描き続けてほしいです。
プログラム事務局:小野 
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