本プログラムはソーシャルセクターの管理職人材の成長を支援し、安定した事業運営によって社会的インパクトを生み出していくことを通じて、子どもや若者、女性の機会格差の是正に取り組みます。
実績の少ないプログラム初年度にもかかわらず、たくさんの組織からご応募をいただきました。ご提出いただいたエントリーフォームの一つひとつから、今回対象とさせていただいているマネージャー層を含む人材の育成こそが、組織の成長、ひいては組織が掲げるミッションの実現の鍵であるとの思いを強くしました。ご検討・ご応募をいただいたすべてのみなさまに、あらためて感謝申し上げます。
第2期で採択をさせていただいた10組織17名のみなさまが壁を乗り越え、 マネージャーとしての成果を出しつつ、自分らしく、団体らしく成長していくことに伴走して参ります。
目次
第2期募集概要
対象組織
1と2の両方を満たす団体・企業
1 事業分野：子どもや若者、女性の機会格差の是正にかかわる社会問題に事業を通じて取り組んでいる
教育や遊び、就労やキャリアの支援、福祉やコミュニティづくりなどの事業を通じて、子どもや若者、女性の機会格差の是正にかかわる社会問題に取り組む組織を対象とします。法人格は問いません。
2 事業フェーズ：初期の事業モデルを確立しており、部門ごとのマネージャーを起点とした組織へと移行していく段階にある
事業の拡大・多角化に伴い、部門ごとのマネージャーを起点とした組織へと移行していく（または移行した）フェーズかどうかが基準となります。メンバー増に伴う、新たな役割や権限移譲の必要性の有無が目安となります。
対象者 対象組織に所属するマネージャー（経営陣とメンバーを橋渡しする役割を担っている方）
募集期間 2024年6月18日（火）〜2024年7月16日（火）
選考方法 特定非営利活動法人エティックと、アポロ財団、外部有識者にて、選考基準に基づく厳正な選考を行った。
詳細は公式サイトの募集要項をご覧ください。第2期選考結果
第2期応募および採択組織数
第2期採択組織（五十音順）
・認定特定非営利活動法人ADDS
・認定特定非営利活動法人エデュケーションエーキューブ
・認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト
・特定非営利活動法人子育て支えあいネットワーク満
・特定非営利活動法人Silent Voice
・認定特定非営利活動法人Switch
・認定特定非営利活動法人D×P
・特定非営利活動法人風テラス
・特定非営利活動法人みんなのコード
・認定特定非営利活動法人Learning for All
採択組織の詳細は公式サイトのお知らせをご覧ください。
＜第1期、第2期累計＞
総評
以下は、応募組織および参加者の概況（第1期、第2期累計）です。
応募組織の概況（累計）
第1期、第2期で応募のあった組織の事業活動を分野別に分類すると、最も多いのは「子どもの学習支援」（全体の28%）、次いで「若者の自立・就労支援」（同25%）となりました。
※事務局が独自に活動分野を設定、判定しています
組織の活動実績は、創業から「10年〜15年未満」（全体の35%）が最も多く、次いで「5年〜10年未満」「15年以上」が同数（同30%）となりました。
組織の年間予算規模は、「1億円〜3億円未満」（全体の33%）が最も多い結果となりました。
組織の常勤社員数は、「20名〜50名未満」（全体の35%）が最も多い結果となりました。
マネジメント人材の社内育成状況を伺い、すべての応募組織を検討期・導入期・改善期の3つのステージに独自に分類しました。その結果、全体の50%（20組織）が「検討期」、次いで37.5%（15組織）が「導入期」となりました。
検討期：マネージャー（管理職）の役職をもった社員がいるが、その役割定義や育成については上長によるOJTや本人の自助努力に任されている
導入期：マネージャー（管理職）の役職をもった社員がいて、組織として1on1や単発の研修開催、外部研修への参加などを通じた育成が試みられている
改善期：マネージャー（管理職）の役割が組織として定義され、育成や評価についてのPDCAサイクルが一定程度まわっている
参加者の概況（累計）
参加者を年代別で見ると、「30代」（全体の46%）が最も多い結果となりました。
参加者がマネジメントしている常勤メンバー（部下）の人数は、「3名〜5名」（全体の49%）が最も多い結果となりました。
現組織内でのマネジメント経験年数
参加者の現組織内でのマネジメント経験年数は、「1年〜3年未満」（全体の46%）が最も多い結果となりました。
